住宅ローンを検討すると言えば、適用金利、金利優遇、金利上昇と、1に金利、2に金利、3、4がなくて、5に金利と考えがちですが、私は住宅ローンを検討するにあたっての金利とは、最後に選ぶとき、どれにするかな、か、み、さ、ま、の、い、う、と、お、り、これ、というくらいがいいのではないかと思う。
どうしても、どっちの銀行が○年固定で○%だ、金利優遇が○○だ、果ては繰上返済手数料がいくらだと細かい点に走りがちになる。また、10年後、20年後などの金利上昇リスクというサイコロのような話に縛られすぎてしまう。一番分かりやすいところだから仕方ないかもしれないのだが。
失敗しちゃいけない、失敗しちゃいけない、とガチガチになるより、ま、その時はその時さ、と気楽に構えるくらいがいいのではないか。こんなことを言うと消費者から大反発がくるかもしれないが、ここまでの気持ちになってしまうのでは、自分の身の丈に合わず、背伸びしているのかもしれない。逆に言えば、気楽に構えられるくらいの住宅ローンにすべきなのである。
住宅ローンを検討する場合、いざとなったら売ってチャラにできるのか、貸した賃料収入で返済をカバーできるのかを見極めること。そして一杯にムチを入れないとならない状態ではなく、馬なりで余裕を持っていける程度にすること。
どのくらいの自己資金を入れるかによっても違うが、大概の場合、購入時から一定期間(新築だと20年超)は、住宅ローンの残高が自宅売却想定額を上回り、売却してもローンが残る状態になる。また、賃貸も、収益を基礎とした不動産評価(収益還元法)ではなく、需給関係での評価(取引事例法)のため、住宅ローンの返済をカバーできるほどの賃料を得られない。
ならば、どう転がっても大丈夫なくらい軽い住宅ローンにする。あまり住まいの条件をあれもこれもと言わず、こだわりすぎることなく、こんなんでいいんじゃない程度と思えるくらいの金額で購入するというのも良いのではないか。
どっかに、いざとなったら売るか貸すかでもすればいいや、と割り切れれば、その覚悟が出来ていたら、もっと住まい探しも住宅ローンの検討も楽になるのではないか。どうも、肩に力が入り過ぎているように思えてならない。
こだわること、より良い住まいにすることを否定はしませんが、機能・性能がどんどん上昇して、それに人が必至に食らいついていくという関係は、住まいが王様で、住む人が家来のような関係であり、本末転倒だと思う。住宅ローンも金利がどの程度であっても気にならないくらいの組み方がちょうどいいのかもしれない。
ただし、この考えはその場その場はいいのですが、大局観を持って住まいを考えないといけないのでご注意を。
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2008年08月07日
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